皆様の身近にある畳ですが、最近はこのようなハイテク工程にて作られています。
新畳製作の工程を紹介いたします。



はじめに畳の丈(框・かまち)を裁断。例えば、6帖間、畳の大きさをコンピュータにより均等割付しますが、部屋のゆがみに合わせてミリ単位で調整するので、6枚ともそれぞれ微妙にサイズが違うのです。


畳表を張りつけます。
花ござ、上敷きと違って、畳表はピンと張った状態で縫います。だから、表面はスベスベ、足につっかかることもなく、気持ちがいいのです。


仮止めした畳表を縫いつけます。
糸が抜けないよう、両端は止め縫いします。うすい畳ほど(バリアフリー対応)縫えるスペースが少ないので難しいのです。


縁(へり)を縫いつけながら、巾を裁断します。
だんだん畳らしくなってきました。ここで大事なのが、巾のカッティング。例えば、ホテルの大広間。1枚につき、たった1mm大きくても10列並べたら1cm。もちろんお部屋には、はまりませんね。
だから寸法どおりにできているか細やかな気配りが必要なのです。


縫いつけた縁(へり)を織って仕上げます。
縁の中に異物が混入していないか、糸切れがないか、
畳表にキズがないかなどチェックします。


縁を縫いつけます。


出来上がった畳を自動で30枚まで積み上げます。
表面にキズがつかないよう、表同士を重ねます。
糸切り、最終チェックをして完了です。





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